【薬局あるある話 第32話】最初はみんな新人、初心者でした!薬剤師も入力・調剤スタッフも

【薬局あるある話 第32話】最初はみんな新人、初心者でした!薬剤師も入力・調剤スタッフも
薬局長

E君、今日でこの店舗での実習もついにラストだね!

新人薬剤師E

あっという間の1ヶ月半でした。
皆さんには大変お世話になり、感謝の気持ちで一杯です。まだまだわからないこともたくさんですが、次の実習先でも頑張ります!

薬剤師D子

これ、私が新人時代に先輩から譲り受けたノートなの。
以来ずっと大切に使ってきたのよ。E君にもコピーしたから、良かったら使ってね。

薬局長

この1ヶ月半でものすごく成長したと思うよ!胸張って、自信もって次の実習店舗に行ってくださいね。

新人薬剤師E

皆さんにそんな風に言って頂いて嬉しいです!
貴重なノートもありがたいです。いつの日かヘルプとしてこちらに来ることがあるかもしれないので、その際はまたよろしくお願いします!

調剤補助C子

E君、ここに来たばかりの頃は本当に大変でしたよね~。

D子さんやベテラン入力A子さん達にもよく怒られ、どうなることかと心配したけれど、随分変わりましたよね。

やはり皆さんによる教育の賜物ですね。薬剤師としての先輩D子さん直々に貴重なノートのコピー渡されるなんてすごく嬉しいし、これから先の薬剤師ライフ上、大きな支えになりそう。

薬剤師D子

入力ミス調剤ミスも多いし、仕事の段取りも悪すぎるし、社会人としての態度もなっていなくて、最初の頃は何から何までイライラしっぱなしだったけれど、よくよくE君の姿見ていたら、自分の新人時代を思い出してしまって・・・たぶん自分もそうだったのかなぁと。

調剤補助C子

そうですよね~E君に限らず、誰だって最初はみんな新人ですもの。

私も最初の頃、開けたら返却できない高額医薬品の薬の箱を知らずに開けてしまい、薬剤師さんに「ギャー!なんで開けるのっ」って怒られました。一包化中の薬剤師さんを少しでも手助けしたく、良かれと思って分包不要な薬までシートから外してしまったことも。結果的に余計なことをしてしまったんだな~と落ち込んだものです。

「これはやっちゃダメ、これはNG」って最初に教えてもらっていたら、やらずに済んだことばかりだけれど、とにかく人手不足で猫の手も借りたいくらいだから、教えてもらえる時間も限られていたし・・・。まさに「失敗から学ぶ」ことが多かった気がしますね。

入力ベテランA子

そうそう!
そうやって誰にでも必ずある「新人時代」を乗り切ったからこそ、今があるのよね。でも何もわかっていない新人時代、一体どうやって乗り切ったのかしら・・・。

そういえば薬局に入った当初、とにかくまずは患者様のお名前やお顔を覚えたくて、ひたすら「お薬手帳お預かりします!」って、すぐに患者様の元に駆け寄っていたわ。最初は処方箋入力なんて難しくて、手がつけられないし。

薬局長

薬局の場合、とにかく患者様と接し、会話することに慣れるのが一番ですからね。処方箋をお預かりする上で、患者様とお話しないわけにはいきませんから。

これに慣れていったら、次は「もっと知りたい」「学びたい」という姿勢ではないでしょうか。薬局業務の流れでもいいし、もちろん入力業務のことでも何でも、興味を持って欲しいです。

それは正社員、パート・派遣などの括りに関係なく、また薬剤師、スタッフ全員にとって必要なことですよね。僕は、そういう「もっと知りたい」「学びたい」という気持ちを持ってくれていそうな人を、この薬局店舗に採用しているんですよ。

調剤補助C子

そういう気持ちを元にした採用、すごく大事な気がします。人手不足とはいえ、「この時間帯に来てくれる人が欲必要」「週4日以上来てくれる人が欲しい」といった条件だけでの採用だと、なかなか長続きしなさそうです。

薬剤師D子

そういえばA子さんもC子さんも、もう5~6年くらい入力や調剤の仕事をしてくれているけれど、どうしてそんなに続いているのかしら?薬局の仕事が好きっていうこと?

入力ベテランA子

そうですね~私達、やっぱり薬局の仕事が好きなんでしょうね。

調剤補助C子

もちろん大変なこともたくさんあったけれど、自分でも不思議なくらい、気付けばこんなに長く続いていますね。その理由は、話せばいくらでも出てくるので・・・続きは「mediLabコラム」の方でお話しますね。

調剤入力支援AI
「まもる君」