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薬局現場スペシャリストは十人十色

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2025/06/25

患者様とのおしゃべりをする薬局スタッフ

薬局現場スペシャリストは十人十色

 前回「オタクの定義」を語るにあたり、弊社メンバーのオタク性と紐づけながら、ふと、自身の勤務先薬局を振り返ってみました。実は薬局現場においても、同様のことが言えそうです。「オタク」というより、「薬局現場スペシャリスト」の方が近いでしょうか。決して十分なスタッフ数とは言えない中、スタッフ各自が得意とする領域をうまく活かし、各人が適材適所でスペシャリストとしての実力、魅力を発揮することで、日々何とか現場が回っていることを実感します。こうした事実、現場の薬局長はもちろん気付いているかと思いますが、本部やエリアマネージャーは恐らく知らないですよね・・・是非知って頂きたいです。


 たとえば同僚スタッフのKさん。15年近い薬局勤務のベテランですが、入力業務に当たっていない時は、待合室にふわっと漂うように立ち、患者様と何気ない会話が絶妙にできる人です。すでに投薬もお会計も終わっているにもかかわらず、帰り際ドア付近でまだお喋りが続いていることも。患者様にふわり寄り添い、ごく普通の日常会話に耳を傾ける彼女、患者様によっては、まるでご自身の“かかりつけスタッフ”の如く思われているのか、「今日、〇〇さんいます?」と電話が掛かってくることもあるほど。「選定療養、よくわからないのよ」「ちょっとこのレセコン画面、一緒に見てくれる?」と、どちらかというと入力シーンにおいては尻込みがちな彼女ですが、明らかに誰よりも、患者様と何気ない会話をする能力が突き抜けているスペシャリストであり、周囲も一目を置く存在です。待ち時間が長くなりがちな時でも、こうして彼女が何気ない話をしてくれるうち、いつの間にか待ち時間の長さを忘れさせ、笑顔になっている患者様さえいらっしゃるとは、Kさん、本当にお見事としか言いようがありません。

 他にも、患者様ごとの特性や好み(毎回処方箋を預けていったん外出、服薬説明はご夫婦の処方箋いずれも揃ってから同時に等々…)を的確に把握、その特性に向けて準備・行動できる人薬局備品在庫や周辺機器の不具合に敏感でサッと対応する人など、スペシャリストとしての幅も内容も十人十色と言えます。もちろん、うちの入力大好きA子さんもその一人、いくつものスペシャリスト性を薬局現場で発揮する人です。最初からそうしたスペシャリスト性を持ち合わせている人もいるかもしれませんが、働いていくうち、薬局現場の大変さを肌で感じ、「日々大変な薬局現場、皆で乗り越えていこう!」とスタッフ一人一人が自覚を持って動けるようになれば、なお最高ですね。入力が早い、調剤ミスがないといったスキルも重要ですが、薬局現場では、むしろこうしたスペシャリスト性が大事と考えます。皆さんの薬局にも、そんな素敵な薬局現場スペシャリストがきっといらっしゃるはず。薬局スタッフ採用の際には、是非こうしたスペシャリストの方々に来ていただきたいですよね。ご興味ある方は、採用のヒントとしてこちらもご覧ください。

さて、こうしたスペシャリスト達を、現場における大切なスタッフさんとしてリスペクトする薬局は、間違いなく「患者様に選ばれる薬局」です。mediLabは、このような薬局の皆様をAI技術の力で応援してまいります!皆様の薬局のスペシャリストさん達にも、是非お会いできたら嬉しいです。

<2025.6.25>

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