デジタルAIの活用がもたらす薬局業務の革新
こんにちは。mediLab代表の松田です。
先日、第10回日本医薬品安全性学会学術大会のシンポジウム「薬剤師関連業務におけるデジタルAI利活用の現状」に登壇し、パネルディスカッションにも参加させていただきました。
本シンポジウムは、薬剤師の業務におけるAI/IT技術の最新動向を共有し、今後の可能性について議論する貴重な場となりました。
シンポジウムの概要
今回のシンポジウムは、以下の内容で開催されました。
開催のためにご尽力頂いた皆様に、改めてこの場を借りて感謝申し上げます。
オーガナイザー・座長
オーガナイザー: 高畠 啓輔(河北総合病院薬剤部)
座長: 高畠 啓輔(河北総合病院薬剤部)、桂 英之(国民健康保険 小松市民病院)
演者(敬称略)と講演内容
・岩西 雄大(大阪母子医療センター)
「日本医薬品安全性学会所属会員を対象とした業務のデジタル化またはAI導入に関する実態調査」
・ 松田 悠希(東京大学大学院 工学系研究科)
「処方箋入力領域におけるAI活用の可能性についての検討」
・ 座間味 義人(岡山大学病院 薬剤部)
「DX・ビッグデータを活用した臨床業務・研究・教育の実践」
・市ノ渡 真史(株式会社アインホールディングス 医療連携学術部 専門薬局推進課)
「薬局におけるDXについて」
・ 富永 大介(明治薬科大学 薬学教育研究センター 数理科学部門)
「新入生に対する生成系AI利用の指導、実態、将来」
発表について
今回のシンポジウムでは、各演者の皆様が、デジタル技術の現状と未来について、持ち時間では足りないほどの情報量に富んだ、密度の濃い発表を行っておりました。
それぞれの発表は、AIやITの導入が薬局業務にどのような影響を及ぼすかを具体的なデータと事例をもとに解説し、今後の技術革新の方向性を示唆するものでした。
特に、業務効率化や精度向上、データ分析による新たな価値創造といった点が強調され、それぞれの発表を通し、AI技術の持つ可能性と課題が定義されてまいりました。
パネルディスカッションについて
パネルディスカッションでは、AI導入のメリットだけでなく、現場での課題や懸念点、最新情報の収集の方法についても議論が深まりました。
特に、AI技術の信頼性やプライバシーの保護、薬剤師の専門性とのバランスについては、多くの参加者の皆様に関心を寄せて頂きました。
mediLabとしては、これらの課題に真摯に向き合い、技術の進化とともに薬剤師の皆様が安心して利用できるAIソリューションを提供していく決意を新たにしました。
おわりに
今回のシンポジウムで得た知見を基に、mediLabはさらなる技術革新を目指してまいります。
薬局業務におけるAI活用の現状と未来について関心をお持ちの方は、ぜひ弊社のHPやブログもチェック頂き、SNSもフォローください。
今後も、「薬局 DX」や「処方箋 OCR」といったキーワードで最新情報をお届けしてまいります。
引き続き、mediLabの挑戦にご期待ください。