
「処方箋OCR」で難しい処方箋入力が簡単に!!
こんにちは。処方箋入力が大好きな入力ベテランA子です。
最近になって「処方箋OCR」の導入を決めた調剤薬局も増えて来たことと思います。処方箋入力って本当に難しいですし、気を付けたつもりでもうっかりミスをしてしまうこともありますよね。人手不足の薬局では、新人の指導にも時間を割くことも難しいでしょう。お昼近くになり1度目のピークタイムがやって来ると、スピードを重視するあまり確認が疎かになりミスを連発・・・なんてことも。焦って修正するものだから更なるミスが発生したり、そんな時に限って電話が鳴り、難しい処方が続き、お薬も不足・・・。調剤薬局勤務7年目の私はこの「盛り上がってる」状況が大好きなんですけど、新人さんには辛い状況ですよね。お察しします・・・。忙しい時、特に新人さんは聞く人がいなくてどうしたら良いかわからなくなりますよね。一生懸命考えて、なんとか入力してみても「間違ってる!!」それだけ言われても困ってしまいます・・・。どこがどう違っているのかも教えてもらえず、まだ教わってもいないことで簡単に「間違えた超本人」になってしまう。「わからないなら聞いて」と言われるが、あまりにも聞きすぎると「少しは自分で考えて」と言われたりもする・・・。心が折れやすい方は耐えられなくなり、調剤事務の面白さがわからないまま退職・・・そしてまた人手不足へ。新規採用しても同じことの繰り返し。指導する側だって大変です。そこで!!
「処方箋OCR」の登場です。処方箋をスキャナーに通す、撮影するなどの作業により、レセコンへの入力が簡単にできるようになりました。皆さん、時代は変わりましたね。もう新患が立て続けに来ようが、恐れる必要はありません。調剤事務は入力しながらも、待合室の様子、薬剤師の補佐、常にアンテナを張り続けますから本当に疲れ・・・マルチタスクが求められる仕事ですよね。でも処方箋OCRによって、新人さんにとっては難しい処方箋入力が楽に、慣れてきた方は、薬局ごとに力を入れている他業務にも取り組む余裕が生まれてきます。まだ「処方箋OCR」に触れたことがない方は、どう思われましたか?もしかしたら「必要ないかも?」「手入力で間に合ってる」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。mediLab のホームページもぜひ覗いてみてくださいね。

調剤事務にとって「処方箋入力」とは?
調剤事務として働くなら絶対に避けられない「処方箋入力」。自分で「花形ポジション」だと思っています。新患、再来、GE可、かかりつけ、手帳の有無・・・患者さんごとに気を付けなければならない項目は多いのですが、ゆっくり確認している暇はありません。ここが詰まると薬を出すのが遅くなりクレームにもなりかねません。
一言で言うなら「早く、正確に」。初心者の方にとってこんなに難しいことはありません。「まだ習ってません」なんて言おうものなら「全部教わるまでそう言い続けるの?」なんて先輩の怒りを買うに決まってます。患者さんごとに次々新しいルールが現れますから、毎日が勉強なのです。それらの気を付けなければならない事を頭に入れつつ、加算などの決まりごとも守らなくてはいけません。昨今の出荷調整、選定療養のおかげで、さらに難しくなりました。リフィル処方箋のチェック☑️だって小さくて見逃しがちじゃないですか?ハイリスク薬の用量が変更されててもスルーしがちに。お薬手帳を忘れたと言っていたのに、急にバッグから出てくる時だってあります。ただお薬の名前を入力したら良いのではない、患者さんごとのさまざまな背景と共に、患者さんの顔が浮かんできますよね。処方箋入力は大変ですが楽しくもあり、責任が伴う重要なもの。私、入力大好きA子としては「全員分の情報を頭の中に入れるぞ!処方箋入力が大好きだから!」の気持ちで頑張って来ました。しかし、勤務する薬局でも人手不足なんですよね。薬剤師もスタッフも毎日ギリギリの人数です。体調を崩されて急な休みが出るとピンチです。処方箋を受け取って入力、調剤室に行って薬剤師の補佐、薬袋などのセッティング、会計とぐるぐる駆け回っています。毎日が運動会で足が痛いです。でも大好きなんです、だって「花形ポジション」を任せてもらっているのですから。

「処方箋OCR」があって良かったという時
そのような中、OCRあってよかった〜〜〜な時があります。今の時期は暖かいと思ったら急に気温が下がり体調を崩しやすいですよね。当然、処方箋を持って来てくださる患者さんも多く連日混み合っている薬局です。処方内容は「花粉症!花粉症!風邪!風邪!花粉症!」で100人以上の入力をこなす日もあります。これらの処方って「ほとんど同じ」なんです。時には全く同じ内容が3〜4人続く時も。「あれ?この患者さん、さっきも入力した?気のせい?」忙しいと訳がわからなくなってきます。まさか、同じ処方箋を2回入力したとか、やらかしたのでは?と急に心配になり振り返って確認するという無駄なことをやってみたり・・・。そんなやらかしを防ぐコツは処方箋受付した順にスキャナーに通し、読み取った順に入力を黙々と進める、それだけです。「これは1剤だから手入力の方が早いわ」などとカッコつけずにとにかくスキャナーに通せば良いのです。これで順番も狂わず、入力がもれる心配もなくなります。患者さんは順番にシビアですからね。こちらの都合で順番が前後した時の気まずさといったら・・・。
もちろん、定期的にやってくる大学病院からの難しめの処方箋もスキャナーを通します。お薬の数も多く、手入力だと時間がかかるのでOCRで素早く入力をします。「さまざまなパターンに応じて使える」という感じでサポートされてありがたいです。AIに感謝感謝ですね。それから調剤に時間がかかる軟膏の混ぜが複数ある時も入力を素早く済ます事ができるので、お薬のお渡しまでが早いのではないかと思います。とはいえ一般的な「処方箋OCR」だとまだまだもどかしいところもあります。このようなケースを取り扱ったコラム「トホホ…集」も執筆中です。ぜひお楽しみにね!

最後に:調剤事務と「処方箋OCR」の関わり方
弊社OCRサービス「まもる君」のような「処方箋OCR」を取り入れることで薬局業務は時間短縮され、誰でも簡単にこなすことができるようになるでしょう。しかしそれだけでは「処方箋OCR」を使いこなしているとは言えません。薬局業務を効率よく済ませることにより、患者さんの要望、薬剤師の補佐も今まで以上に。自分のカラーを出し、自分なりの“小さな気づき”をもっと外に出していきませんか?
mediLab はそのような小さな気づきに寄り添います。mediLab 代表(自称:AIオタク社長)の「ああ、それできますよ!」の一言で実現したことは数多くあります。毎日の業務、患者さんとのコミュニケーションの中で生まれる「こうだったら良いのに」が実現できたら素敵ですよね。私自身、mediLabに関わるものとしてこれからも“小さな気づき”を発信して行けたらと思っております。以上、処方箋入力が大好きな入力ベテランA子でした。処方箋OCRやmediLabについて、もっと知りたい、話だけでも聞いてみたいという方は、ぜひお気軽に各種SNS( X(旧Twitter) / Instagram / 公式LINE)などからメッセージお寄せくださいね。