【#18】調剤室の環境…なぜ何年も変わらない?<調剤大好きC子のつぶやき*ショート薬局あるある>

調剤補助C子

あらあら、またブロプレス錠の箱が倒れてしまってるわ。
2mg、4mg、8mg…どれも箱がそれほど大きくないし、在庫も各1~2箱ずつくらいだから、引き出し内で倒れやすいのよね。

医薬品の箱が引き出し内で倒れてしまうと、異なる規格、普通錠とOD錠などがゴチャゴチャ混ざりがちになり、調剤のとき見づらいのよね。
選定療養以来、ジェネリック中心の採用薬にシフト、先発品在庫が少なくなりつつあるとはいえ、患者様によっては先発指定、メーカーや剤形指定など、個別で希望される薬もあるし。“〇〇様 限定”のようなお薬は、来局タイミングに合わせた限定在庫数にしてあるから、どうしてもコロンと引き出し内で倒れやすいのよね。

期限チェック作業のついでや、ちょっと隙間時間ができた時など、引き出し内でごちゃついた医薬品箱を整理したり、規格ごと、メーカーごとに見やすく並べかえたり、工夫は重ねているのだけど、ギッシリ箱が詰まっていない引き出しの場合は、どうしても崩れがちで…。

不思議に思うのは、ファーマシーテクニシャンとして働き始めてもう7年目になるというのに、カセッターや引き出しの仕切りなど、何一つ全く新調されず、昔のままだということ。せめて引き出し内の仕切りなど、医薬品の識別をスピーディーにするための環境づくりに向けた予算、もらうわけにはいかないのかしら?

ほんの少し調剤室の環境を整えるだけで、規格やメーカーの取り違えなどヒヤリハットも減り、調剤スピードもアップ、応援でヘルプ薬剤師が来てくれる場合も、負担なく業務に当たれると思うのだけど…何より、患者様の待ち時間短縮にもつながるはずだわ。

薬局業務効率向上に向けた、こうした現場目線での必要経費、ぜひ本部や経営層にも知ってほしい!

※【ショート*薬局あるある】とは、薬局現場スタッフ目線による日々の気付き、思いを綴ったものであり、必ずしもmediLabプロダクト「まもる君」「Kakeru君」機能を保証するものではありません。



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