mediLab通信

【mediLab開発チームより】今月の開発レポート<2024.10月>

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ユーザ薬局の皆様へ
 日頃より、mediLabの調剤入力支援AI「まもる君」をご利用いただき、ありがとうございます。
mediLabでは、ユーザ薬局皆さまにより一層お使い頂きやすいサービスを目指し、日々、読み取り精度向上をはじめとするサービスの質改善に努め、開発に取り組んでおります。具体的にどのような項目における精度向上がなされたか、「まもる君」成長度合いを中心に、開発チームによるレポートを定期的にお届けしてまいります。

mediLab 開発チーム一同


調剤入力支援AI まもる君

●「まもる君」連携用アプリ「mediLab QuickSync」の処理速度を向上しました
 windowsPCにインストールする、まもる君連携用アプリ「mediLabQuickSync」とまもる君の連携速度を向上しました。
少しでも早くにまもる君の処理が完了し、皆さまの業務支援をより行えるよう、引き続き開発を進めてまいります。なお「mediLabQuickSync」を未利用のユーザ様は、ぜひこの機会にご利用を検討くださいませ。本アプリを活用する事で、QRリーダを使わずレセコンへのワンタッチ連携も可能になっております。もちろん追加料金はございません。

●新患/再来判定項目の読み取り精度を向上しました
新患/再来の判定の際、多くのレセコンで用いられる性別・生年月日の認識について、更なる強化を行いました。
まもる君の認識誤りが多いと「レセコン上の表示が新患だと思ったら、実は再来であった」というケースが発生しうることをmediLabでは強く認識し、引き続き性能強化を行なってまいります。

●レセコンに読み取り結果がスッと入らないケースに対して、「まもる君」への報告機能を強化しました
処方箋に記載通りの読み取りを行った場合でも、医師名・用法・コメント等でレセコン側マスタとの不一致により、読み取り結果がスッとレセコンに入らないケースがある点も、mediLabは解消を試みております。添付画像のような形でその事象をまもる君に報告可能とし、それに基づき弊社スタッフのサポートも併せて、レセコン連携強化を実施可能といたしました。
※ 本画面は11月10日頃より順次お手元に反映されます。

薬歴らくらくAI Kakeru君

●処理性能をそのままに、処理速度を100%upしました
Kakeru君は兼ねてより、文字起こし精度について“こんなに精度が高いものは見たことがない“と好評でございましたが、その分文字起こしに時間を要してしまうケースがございました。これについてモデルを一部軽量化することで、精度はそのままに、速度を100%up (倍速)といたしました。

●
薬歴SOAP入力欄との連携機能向上
多くの薬歴でトライアル頂くことを通し、作成したSOAP結果をより円滑に薬歴に転記できるUIへと改善いたしました。
薬歴の入力欄に応じ、SOAP全体をコピーする / 一部のみをコピーする、と言う点を手数少なく実施できるようにすることにより、よりラクにKakeru君をご活用いただけるようにいたしました。

●意味が不明瞭な音声に対しての過剰検知を抑制しました

Kakeru君は服薬指導の音声文字起こし専用モデルである裏返しとして、音声として短すぎる場合(数秒レベル)や、意味合いが不明瞭な音声については、学習済み情報から過剰補完を行ってしまうケースがございました。こちらの挙動も軽減させることで、より安心してお使い頂けるようにいたしました。


今後もFocus on the Userに基づき、薬局の皆様からのお声に耳を傾け、より質の高いサービス開発・提供を目指してまいります。
些細なことでも結構ですので、ご質問・ご要望がございましたら、どうぞお気軽に<support@medilab.co.jp>までお寄せください。

調剤入力支援AI
「まもる君」